乾ししいたけは、料理に深みを加える万能な食材であり、その出汁はその美味しさにふれるとなんにでも応用ができる万能調味料です。
ここでは、乾ししいたけの出汁の健康効果や出汁のとり方、さらにはその活用方法について初心者さんにも分かりやすくご紹介します!
乾ししいたけ出汁の魅力とは?
乾ししいたけの出汁は、その豊かな旨味と栄養価で、多くの料理に活用されています。
どうして、しいたけは出汁として取り入れたいのかここでご紹介します。
旨味成分グアニル酸がたっぷり
乾ししいたけにはグアニル酸といううま味成分が多く含まれており、昆布や鰹節と合わせることで相乗効果が生まれ、さらに深い味わいを楽しむことができます。
健康に嬉しい栄養素
- 抗酸化作用: エルゴチオネインやセレンが酸化ストレスを軽減し、体の老化を防ぎます。
- 免疫力強化: β-グルカンが免疫細胞を活性化し、感染症の予防に役立ちます。
- 腸内環境改善: 食物繊維が善玉菌を増やし、便秘解消やデトックス効果を促進します。
低カロリー・低脂肪でヘルシー
乾ししいたけはダイエット中の方にも最適な食材で、体に負担をかけず健康的な食生活をサポートします。
基本の乾ししいたけ出汁の取り方
乾ししいたけ出汁を取るための手順を、初心者さんでも簡単に実践できる方法で解説します。
①乾ししいたけを軽くあらう
②冷水でじっくり戻す
③必ず加熱するレシピに利用しましょう
→加熱することでうま味成分であるグアニル酸が生成されるから
☆ポイント☆
戻し時間をしっかりと確保することで、グアニル酸を最大限に引き出せます。
沸騰するとうま味成分が壊れるので注意しましょう。
750mlの水にしいたけ3~4個程度入れると美味しいお出汁がとれます
乾ししいたけ出汁の活用レシピ
今回は、うま味の相乗効果がある椎茸・昆布・いりこを一緒にして出汁をとりました。
材料
乾し椎茸 80g
昆布 100g
いりこ 150g
豚肉 1kg
人参 10本
里芋 3袋
大根 1本
玉ねぎ 4玉
ごぼう 2本
味噌 1kg
作り方
①鍋に乾し椎茸・羅臼昆布・いりことたっぷりの水を入れ、一晩冷蔵庫で出汁をとる。
②翌日、出汁を沸騰直前まで火にかけ、椎茸・昆布・いりこを取り出し、椎茸は具材として使う。
③別の鍋に油を熱し、切った豚肉・野菜を炒める。
④軽く火が通ったら、出汁を入れて、具材に火が通るまで煮る。
⑤野菜が柔らかくなったら味噌を溶いて完成
まとめ
乾ししいたけ出汁は、手軽に作れて料理に深い味わいを与えるだけでなく、健康にも多くのメリットをもたらします。戻し方や出汁の取り方を覚えれば、さまざまな料理で活用することができます。
ぜひこの記事を参考に、乾ししいたけ出汁を日常の食事に取り入れて、ヘルシーで美味しい食生活を楽しんでみてください!