この時期、手足が冷たく感じる「冷え性」に悩む方は多いのではないでしょうか？
実は、食事の工夫で冷え性を改善することができるんです！
その中でもおすすめしたいのが「しいたけ」。豊富な栄養素を含み、血流改善や代謝促進に役立ちます。
しいたけの冷え性対策効果と、その効果を最大限引き出す方法について詳しくご案内します。
冷え性の原因とは？
まず、冷え性の原因を知ることが大切です。冷え性には以下のような要因があります
血行不良：運動不足や長時間のデスクワークによる血流の滞り
代謝の低下：加齢や筋肉量の減少が影響
食生活の乱れ：栄養不足や体を冷やす食品の過剰摂取
ストレス：自律神経の乱れが血流に影響
水分の多い食品
水分含有量が高い食品は体を冷やしやすいと考えられています。
例えばこちら・・・
きゅうり・トマト・ナス・スイカ・メロン・セロリ
夏野菜や果物が多く、体温を下げる効果があるため、暑い季節には適していますが、冬には摂取を控えめにしたほうが良い場合があります。
生のまま食べる食品
例えば
サラダ（生野菜）・生果物・生魚（刺身など）
これらは消化にエネルギーを要するため、体を冷やす効果があるとされています。
寒い地域や季節に育つ食品
漢方の考え方では、寒冷地で育つ食品や冬の食材には体を冷やす性質があるとされます。
そば・豆腐（特に冷ややっこ）・海藻（ワカメ、昆布、もずくなど）
陰性食品
中医学の「陰陽」の概念では、陰性食品は体を冷やす傾向があるとされます。
陰性食品の特徴：
色が白っぽいもの（大根、白菜など）・水分が多いもの・生もの
冷たい飲み物・食品
体を直接冷やす原因となる冷たい飲食物は、注意が必要です。
冷たい水やジュース・アイスクリーム・冷たいヨーグルト
糖質や加工食品
精製された糖質や加工食品も体を冷やす原因となる場合があります。これらは代謝に負担をかけるため、内臓の働きを弱め、冷えを引き起こしやすいとされています。
白砂糖を使ったお菓子やスイーツ・加工食品（ジャンクフード、スナック菓子）
カフェインやアルコール
適量であれば問題ありませんが、過剰摂取は体を冷やすことにつながります。
コーヒー（冷え性の人はホットでも控えめに）・ビール（特に冷たいもの）
改善するために、体を温める効果のある食品を摂ることが鍵となります。
しいたけが冷え性改善にきく理由
β-グルカンで免疫力アップ
しいたけには、免疫力を高める成分「β-グルカン」が豊富に含まれています。β-グルカンは体内の白血球を活性化し、ウイルスや細菌への抵抗力を強化します。免疫力が上がると、体温が自然と上がり、冷え性改善につながります。
エルゴチオネインで抗酸化作用
しいたけに含まれるエルゴチオネインは強力な抗酸化作用を持ち、細胞を若々しく保ちます。血管の健康が保たれることで、血流がスムーズになり、冷え性の根本改善が期待できます。
しいたけは、冷え性の原因に直接アプローチする栄養素をたっぷり含んでいます。
しいたけを使った冷え性対策レシピ
しいたけと生姜のスープ
【材料】
生しいたけ：5枚
生姜：1片（すりおろし）
鶏ガラスープの素：小さじ2
水：500ml
塩・こしょう：少々
【作り方】
しいたけを薄切りにします。
鍋に水を入れ、鶏ガラスープの素と生姜を加えて煮立てます。
しいたけを加え、弱火で5分煮込みます。
塩・こしょうで味を調えて完成！
生姜としいたけの組み合わせで体が芯から温まります。
冷え性改善には生活習慣も重要
しいたけを食事に取り入れるだけでなく、以下のような生活習慣も合わせて実践することで、冷え性対策がさらに効果的になります。
軽い運動：ウォーキングやストレッチで血流を促進
湯船につかる：シャワーだけで済ませず、入浴で体を温める
温かい飲み物を飲む：緑茶やハーブティーがおすすめ
しいたけと生活習慣を組み合わせることで、より効果的な冷え性対策が可能です。
まとめ
冷え性は、日々の食事と生活習慣を工夫することで改善が期待できます。
特に、しいたけはβ-グルカンやビタミンDなど、冷え性改善に役立つ成分を豊富に含む優れた食材です。今回ご紹介したレシピや干ししいたけの活用方法を参考に、ぜひ日常に取り入れてみてください。
しいたけの力を借りて、寒い季節でもポカポカと快適に過ごしましょう！