赤ちゃんの離乳食が始まると、どんな食材や味付けが良いのか悩むママやパパは多いのではないでしょうか。
私自身も娘が離乳食を始めた時はなにから始めればいいのかわからず戸惑いました。
そんなとき、日本の伝統的な調味料である“出汁”を取り入れたことで難しく考えていた離乳食がとても楽になりました。
出汁は栄養バランスが良く、赤ちゃんにも優しい味わいの食事を作ることができます。
赤ちゃんのための和食デビューにぴったりな出汁の魅力と、その活用方法を詳しくご紹介します。
出汁が赤ちゃんにおすすめの理由
出汁は、昆布や鰹節、乾ししいたけなどから抽出されるうま味成分が特徴です。
このうま味成分には、赤ちゃんの成長を助ける多くの栄養が含まれています。赤ちゃんの食事に出汁を取り入れるメリットを紹介します。
塩分を控えた自然な味付けができる
離乳食では塩分を控えることが大切です。しかし、薄味にすると物足りなく感じてしまうことも。
出汁のうま味を活かせば、塩を加えなくても十分美味しい料理を作ることができます。
栄養価が豊富
昆布にはカルシウムやヨウ素が含まれ、乾ししいたけはビタミンDが豊富です。
これらの栄養素は赤ちゃんの骨や歯の発育に役立ちます。
消化に優しい
出汁は液体状であるため、消化器官が未発達な赤ちゃんでも負担なく栄養を吸収できます。
特に離乳食初期には重宝します。
赤ちゃんのための出汁の作り方
昆布出汁の作り方
昆布出汁は赤ちゃんの離乳食初期から使える優しい味わいです。
材料
昆布10cm×1枚、水500ml
作り方
1,昆布を水に浸け、一晩置いておきます。
2,翌日、鍋に入れ弱火で温めます。沸騰直前に昆布を取り出せば完成です。
乾ししいたけ出汁の作り方
乾ししいたけはビタミンDや旨味成分が豊富で、離乳食中期以降におすすめです。
材料
乾ししいたけ2枚、水500ml
作り方
1,乾ししいたけを水に浸け、冷蔵庫で一晩戻します。
2, 戻し汁をそのまま出汁として使用します。
鰹節出汁の作り方(離乳食後期から)
鰹節出汁は風味が強いため、離乳食後期以降に少量ずつ試しましょう。
材料
鰹節10g、水500ml
作り方
1,水を鍋で沸騰させ、鰹節を加えます。
2, 弱火で2分煮出し、濾して完成です。
出汁を活用した離乳食アイデア
基本の出汁スープ
出汁を活かした離乳食のレシピをいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1. 初期(5〜6か月頃)におすすめ:野菜の出汁スープ
- 材料:
- 昆布出汁:200ml
- 人参:10g
- 大根:10g
- 作り方:
- 人参と大根を柔らかく茹で、すり潰します。
- 昆布出汁を加えて混ぜ合わせ、飲みやすい状態にします。
2. 中期(7〜8か月頃)におすすめ:豆腐と野菜の出汁煮
- 材料:
- 乾ししいたけ出汁:200ml
- 豆腐:30g
- ほうれん草:10g
- 作り方:
- 豆腐を小さく切り、ほうれん草は茹でて刻みます。
- 出汁で豆腐とほうれん草を煮込み、柔らかく仕上げます。
3. 後期(9〜11か月頃)におすすめ:鰹出汁のおじや
- 材料:
- 鰹節出汁:200ml
- ご飯:50g
- 鶏ひき肉:20g
- 人参:10g
- 作り方:
- 鶏ひき肉と人参を出汁で煮ます。
- ご飯を加えてさらに煮込み、柔らかく仕上げます。
出汁を取り入れる際のポイント
1. 保存方法に気をつける
作り置きする場合は、出汁を冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に使い切りましょう。
冷凍保存も可能で、小分けしておくと便利です。
2. 塩分や添加物に注意する
市販の顆粒出汁を使う場合は、無添加で塩分が控えめなものを選びましょう。
もぐもぐ出汁は素材にこだわり、無添加のため離乳食としおすすめです!
3. 赤ちゃんの好みに合わせて調整する
出汁の濃さや食材の組み合わせは、赤ちゃんの反応を見ながら調整してください。
まとめ
赤ちゃんの和食デビューには、「出汁」が欠かせません。自然な旨味と豊富な栄養を活かした出汁を取り入れることで、安心して離乳食を進めることができます。
今回紹介した出汁の作り方やレシピを参考に、ぜひ赤ちゃんと家族みんなで出汁の魅力を楽しんでみてください!
赤ちゃんの成長とともに、出汁を活用した美味しい和食の楽しさを無理なく広げていきましょう。