
4月に向けて新しい生活が始まる季節です。
新たな出会いに心躍る一方で、この時期は環境の変化によるストレスを感じやすい季節です。
仕事や生活のリズムが変わると、無意識のうちに緊張や疲れがたまり、心身の不調を引き起こすことも!?
そんなときにおすすめなのが「出汁」です。
出汁には、リラックス効果のある成分や、ストレスに負けない体づくりをサポートする栄養素が豊富に含まれています。
ここでは、出汁のリラックス効果や、おすすめの飲み方について詳しくご紹介します!

出汁がストレス緩和に役立つ理由
グルタミン酸が脳を癒やす
昆布や乾ししいたけの出汁にはグルタミン酸が豊富です。
これら出汁に含まれる グルタミン酸 は、うま味成分として知られていますが実は神経伝達をスムーズにし、脳のリラックスをサポートする働きがあります。
イノシン酸で疲労回復
かつお節や煮干しに多く含まれる イノシン酸 には、体の疲れを取る働きがあります。(これもうま味成分の1つです。)
ストレスがたまると疲れを感じやすくなりますが、イノシン酸を含む出汁を飲むことで、エネルギー補給にも役立ちます。
ギャバ(GABA)が自律神経を整える
乾ししいたけや昆布には ギャバ(GABA) という成分が含まれています。
ギャバには自律神経を整える作用があり、ストレスによるイライラや不安を和らげる効果が期待できます。
マグネシウムで心を落ち着ける
昆布や煮干しには マグネシウム が含まれており、ストレスホルモンの分泌を抑え、心を落ち着かせるのに役立ちます。
特にストレスを感じやすい人は、意識して取り入れるのがおすすめです。
リラックスできる出汁の飲み方
寝る前のホット出汁
寝る前に温かい出汁を飲むと、副交感神経が優位になり、リラックスした状態で眠りにつくことができます。
おすすめは 乾ししいたけ+昆布 の出汁。
優しい味わいが心を落ち着けてくれます。
作り方
乾ししいたけ(2〜3個)と昆布(5cm角)を500mlの水に浸け、一晩置く。
翌朝、中火で10分ほど温めたら完成。
寝る前に温めて飲むと、深い眠りをサポートしてくれます。
ストレスを感じたときの出汁ティー
仕事や家事の合間に 「かつお出汁+生姜」 の組み合わせを取り入れると、ほっと一息つけます。
生姜には血流を良くする効果があり、冷えからくるストレスにもグッド◎です。
作り方
かつお節10gを500mlの水で煮出し、こす。
カップに注ぎ、おろし生姜を少し加える。
リラックスしたい午後に「出汁ラテ」
牛乳や豆乳に出汁を加えることで、コクが増して飲みやすくなります。
カフェインレスで、心を落ち着けたいときにおすすめ。
作り方
温めた牛乳または豆乳200mlに、昆布としいたけの出汁50mlを加える。
仕上げに少量の味噌を溶かすと、さらに旨味がアップ!
ストレスを和らげる味噌出汁スープ
味噌と出汁の組み合わせは、リラックス効果抜群。
味噌には発酵食品特有の善玉菌が含まれ、腸内環境を整えるのにも役立ちます。
作り方
かつお節や昆布の出汁に、味噌を適量溶かす。
お好みで豆腐やわかめを加える。

まとめ
これからの季節はストレスや疲れがたまりやすい時期。
そんなときこそ、出汁を上手に取り入れて、心と体を整えてみましょう!
寝る前のホット出汁 で安眠をサポート ・出汁ティー でリラックス習慣 ・出汁ラテ でまろやかな味わいを楽しむ ・味噌出汁スープ でストレスを和らげるなど出汁レシピは幅広くあなたの新生活をサポートします。
日々の生活に出汁を取り入れて、心身ともに健やかな春を迎えましょう!